<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会>◇17日(日本時間18日)◇アイスパーク◇ペアショー…
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会>◇17日(日本時間18日)◇アイスパーク◇ペアショートプログラム(SP)
【アンジェ=松本航、松本愛香通信員】世界王者で愛称“りくりゅう”の三浦璃来(23)木原龍一(33)組(木下グループ)が首位発進した。自己ベストまで1・55点に迫る79・44点をマーク。2位に5・18点差をつけ、木原は「安定して自分たちの点数が75点に乗ってきている。それは大きいかなと思います」と手応えをにじませた。
2人そろっての3回転トーループにわずかな回転不足があったが、スロー3回転フリップを決めるなど、各要素の出来栄え点(GOE)で着実に加点を引き出した。木原はスピンの最後、3回転で終えるところを4回転になったとし「あぁ~」と演技後に頭をかかえた。そんな伸びしろを残しながらも、26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)シーズン序盤から安定感が際立つ。
フリーは18日(日本時間19日)に行われる。三浦も「(前戦でSP78・19点の)ネーベル(ホルン杯)よりも力を抜いて、自分たちらしい滑りが、本当に最初から最後までできた」とうなずき、ファイナルを含めて節目のGP5勝目に手をかけた。