レバンガ北海道のSG富永啓生(24)が、いよいよ公式戦での本拠地デビューを果たす。17日、FE名古屋とのホーム開幕戦(1…
レバンガ北海道のSG富永啓生(24)が、いよいよ公式戦での本拠地デビューを果たす。
17日、FE名古屋とのホーム開幕戦(18日、札幌・北海きたえーる)へ向けて、札幌市内での練習を公開した。アウェー5試合を終え、日本人選手ではリーグトップの平均得点数を誇る日本代表シューターが、得意の3ポイントで4季ぶりホーム開幕戦勝利に導く。
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富永が本拠地のコートに立つ。9月のプレシーズンゲーム2戦を経験したが、公式戦では初。前日練習では3点シュートを何本も決め、「開幕5連戦アウェーで長かった。やっとホームの舞台で戦えることを楽しみにしている」とワクワク感を見せた。
敵地での5試合を3勝2敗で勝ち越して帰って来た。12日広島戦(98-97)では、リーグ史上最大となる32点差からの逆転勝利を挙げた。富永はチームトップの1試合平均17・8得点をマーク。リーグ全体では15位タイで、日本人ではトップだが「それなりのアテンプト(シュート数)も打たせてもらっているので、もっともっと取っていかないといけないと思っている」と満足しない。
得意の3点シュートはまだまだ調子を上げられそうだ。成功率は25・6%。決まると、アウェーでも会場が盛り上がった。「もちろんそこ(3点シュート)でも貢献していけたらうれしい。まだこの5試合でなかなかタッチが合ってきていないので、そこらへんもしっかり決めていけたら」と意気込む。
チームは3年連続でホーム開幕戦で黒星を喫している。「ホームということで、しっかり勝ちにこだわって勝負していきたい。相手のやりたいことを止めつつ、自分たちらしいバスケットを40分間貫き通すことができれば、勝利につながってくる」。背番号30がレバンガグリーンに染まる会場の中心で積極的に攻める。【保坂果那】
○…主将のケビン・ジョーンズ(36)がホーム開幕戦で節目を迎える。B1リーグ戦通算300試合目の出場。琉球、A東京、SR渋谷、京都でプレーし、Bリーグ8季目。「日本でここまで大きなケガもなく、それだけの試合をこなせたのは本当にありがたい気持ち。勝利で終わらせることができれば何より」と白星を目指す。