新日本プロレスの元IWGP世界ヘビー級王者後藤洋央紀(46)が、現王者の竹下幸之介(30)への挑戦(11月2日、岐阜メモ…
新日本プロレスの元IWGP世界ヘビー級王者後藤洋央紀(46)が、現王者の竹下幸之介(30)への挑戦(11月2日、岐阜メモリアルセンター)を前に、高校生レスラーから刺激を受けた。17日、新潟・日本文理高レスリング部員らを指導した。
同校の森田幸雄監督(62)が国士舘大レスリング部の先輩という縁で、26日の魚沼市を皮切りに佐渡市(28日)、新発田市(29日)の新潟県内3会場で開催される大会のPRの合間を縫って訪れた。「レスリングマットに上がるのは10年以上ぶり」と言う。25日に全国高校選抜大会新潟県予選を控える部員たちの熱の入った練習を目の当たりにし、「初心に帰った気分。懐かしい」と話した。
三重・桑名工時代、つぶれかかったレスリング部を再生させ、少人数の部員とともに教室で練習した。日本文理も現部員は5人で、教室にマットを敷いて練習場にしている51キロ級渡辺士龍主将(2年)が「試合に向かう気持ちについて聞きたかった」、91キロ級武田大空(2年)が「組まれたときの防ぎ方を教えてもらった」と、後藤の訪問が高校生にインパクトを与えた。それ以上に後藤自身が「こんな感じでやっていた。気持ちが奮い立つ」と熱心な姿に闘志をかきたてられた。
13日の両国国技館大会で、竹下が当時の王者ザック・セイバーJr.(38)からIWGP王座を奪った直後に、後藤が挑戦を名乗り出て対戦が決定。「新日本が好きで、新日本のトップを取りたくて、一筋でやってきたオレとの思いの違いを見せる」。ビッグマッチを見据えて口調を強めた。