プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・高見亨介(23=帝拳)が年内に初防衛戦を行う見通しを明かした。7月30日、横…
プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・高見亨介(23=帝拳)が年内に初防衛戦を行う見通しを明かした。7月30日、横浜BUNTAIで王者エリク・ロサ(ドミニカ共和国)を10回TKO撃破して王座獲得に成功。17日、東京・江東区のWOWOWでエキサイトマッチSP(20日午後9時、WOWOWライブで放送)の収録に参加し、ゲストとしてプロ10戦目で世界王者となった1戦を自ら振り返った。
次戦について問われた高見は「年内にもう1試合あると聞いている。(本田明彦)会長からそろそろ言われると思う」と口にした。試合の2週間後から徐々に体を動かしはじめ、9月下旬には千葉・成田での走り込み合宿で本格的に始動している。下半身を強化した上で、ジムワークも本格的にはじめているという。対戦相手について「やってみたい」とWBO世界同級王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)や1階級上のWBA、WBC世界フライ級統一王者リカルド・サンドバル(26=米国)に強い興味。本田会長から「ジムで1番、生意気」と評される高見だけに堂々と“王者対決”を希望した。
9月中旬には出身地となる東京・新宿区の若松町で開催されたお祭りの中でオープンカーに乗って凱旋(がいせん)パレードしたことも報告。高見は「昔から行っていた地元のお祭りの一環としてパレードをやらせてもらいました。人がいなかったどうしようと思ったが、結構、人もいて良かった。地元の友人や応援いただいている方と会い『本当に世界を取るとは』とおほめいただきました」と満足顔だった。【藤中栄二】