「女子ゴルフ・富士通レディース・第1日」(17日、東急セブンハンドレッド=パー72) 渋野日向子(26)=サントリー=…
「女子ゴルフ・富士通レディース・第1日」(17日、東急セブンハンドレッド=パー72)
渋野日向子(26)=サントリー=が7バーディー、1ボギーの6アンダーで単独トップに立った。
1番は手前から8メートル、2番は左に曲がるラインを読み切り7メートルのパットを決め、連続バーディー発進。1、2、6、7、10、14、16番でスコアを伸ばした。最終18番はカップに嫌われ惜しくもボギーとなっても「入ったと思ったんですよ。超かっこ悪いじゃん。まあでも、なんかそういうところが自分らしいかな」と笑い飛ばす余裕があった。
久々に“シブコスマイル”が輝いた。スコアを伸ばす度にギャラリーが沸き、次のホールに移動する際は「ナイスバーディー!」の声が飛ぶ。渋野は「楽しかったな。昔を思い出してすごく嬉しくなった。力に変えられた感じはあったと思うし、最後は外したけど久々に見る景色だったかな」と声を弾ませた。
日米ツアー5週連続で予選落ちと絶不調だった渋野。14日に福岡にパッティング専門コーチを訪ねた。科学的なデータを示され「私は手を使う動作が多すぎたかなと思う。当たり前のことなんですけど、体を使って大きい筋肉で打つみたいな。簡単に言うと」と修正。この日の結果を受け「予想以上。自分でもちょっとびっくり。いや、もっと早く行けば良かった。これが今日だけかもしれないけれど、すごく手応えは感じたから」とうなずいた。
国内戦で首位に立つのは優勝した2021年の三菱電機レディスゴルフトーナメント以来。パットだけでなく6番はグリーン左から25ヤードのチップインバーディー。7番はグリーン手前から30ヤードをピンそばに寄せバーディー。アプローチも光った。
渋野は「明日はどうなるか分からないけれど、やっぱりチャンスはつかみたいので頑張りたいです」と前を向いた。6週ぶりの予選突破どころか、復活優勝も夢ではない。