日本サッカー協会(JFA)は17日、都内でFIFA U-17ワールドカップ(W杯)カタール大会に臨むU-17日本代表メン…
日本サッカー協会(JFA)は17日、都内でFIFA U-17ワールドカップ(W杯)カタール大会に臨むU-17日本代表メンバー21人を発表した。柏レイソルとクラブ史上最年少でプロ契約を結んだMF長南開史(16)や、鹿島アントラーズでトップデビューを果たしているFW吉田湊海(17)、横浜F・マリノスの浅田大翔(17)らが選出された。
チームを率いる広山望監督(48)は、自信を持つことの重要性を説いた。
育成年代の代表を率いる中で、「海外遠征を何度か行かせて頂いた中で、ある団長から言葉をかけて頂いた。『国際舞台で活躍できるのは自信のある選手だけだ』と。これは本当にその通りだと思います。この間のサムライブルーの素晴らしい試合(ブラジル戦)で選手の自信がどれだけ大事かということが分かると思います」と力説。「あ、ちなみに(同席した山本昌邦ナショナルチーム)ダイレクターの言葉なのですが…(笑い)。これは冗談ではなく本当に実感します」と続けた。
選出メンバーにはプロ契約している選手や日常的にトップチームに混じって練習している選手がおり、「国際舞台で自信を持ってU-17を戦える選手は数名いる」。その他のメンバーにも、大会での活躍をさらなる成長のエネルギーに変えることを期待した。
会見に山本ナショナルチームダイレクターは2年前の前回大会に出場したMF佐藤龍之介(19=ファジアーノ岡山)やGKピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾(19=名古屋グランパス)らがすでにA代表デビューしていることに言及。同年代で世界トップチームでプレーする選手もいることを挙げて「この大会からW杯北中米大会にたどり着くくらい、選手たちには挑戦するくらいの気持ちで成長してもらえれば」と願った。
また自身がU-20日本代表監督を務めた97年のFIFAワールドユース(現U-20W杯)で、選手だった広山監督と共闘した。当時を思い起こし「一緒にU-20W杯を戦った選手が監督として世界の舞台に挑戦する時代が来たことも個人的にうれしいと思います」と感慨に浸っていた。
今大会から参加国が48チームになるなど方式が変更。決勝まで最大8試合戦うことになる。日本は1次リーグB組で、11月3日にU-17モロッコ代表、同6日に同ニューカレドニア代表、同9日に同ポルトガル代表と対戦する。
メンバーは次の通り。
▽GK
<21>平野稜太(大分トリニータU-18)
<1>村松秀司(ロサンゼルスFC)
<12>松浦大翔(アルビレックス新潟U-18)
▽DF
<3>田中義峯(浦和レッズユース)
<17>竹野楓太(神村学園)
<4>藤井翔大(横浜F・マリノスユース)
<2>藤田 明日翔(川崎フロンターレU-18)
<16>メンディーサイモン友(流通経済大付属柏)
<5>元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島アントラーズユース)
▽MF
<20>瀬口大翔(ヴィッセル神戸U-18)
<14>川本大善(柏レイソルU-18)
<8>小林志紋(サンフレッチェ広島F.Cユース)
<6>野口蓮斗(サンフレッチェ広島F.Cユース)
<13>平島大悟(鹿島アントラーズユース)
<15>姫野誠(ジェフユナイテッド市原・千葉)
<7>長南開史(柏レイソル)
<19>和田武士(浦和レッズユース)
▽FW
<9>瀬尾凌太(桐蔭学園)
<11>浅田大翔(横浜F・マリノス)
<10>吉田湊海(鹿島アントラーズユース)
<18>マギージェラニー蓮(FC琉球U-18)