<国内女子ゴルフツアー:富士通レディース>◇第1日◇17日◇千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)◇…

<国内女子ゴルフツアー:富士通レディース>◇第1日◇17日◇千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

コロナ禍で統合された20-21年シーズン賞金女王、21年東京五輪銀メダルの稲見萌寧(26=フリー)が、2年ぶりとなる2戦連続の60台発進を飾った。4バーディー、1ボギーの69で3アンダー。ホールアウト時点で、首位の渋野日向子と3打差の6位と好位置につけた。前週のスタンレー・レディースホンダは、第1ラウンドに「66」のビッグスコアをマークし、変則9ホールで争われた最終日を終えて、今季最高の19位だった。

出だしの1番パー5で、8メートルのパットを決めてバーディー発進した。直後の2番パー4でボギーをたたいたが「ドライバーがよかった」と、ティーショットが安定し、その後はボギーなし。7番パー5でも4メートルのパットを決めて再びバーディーを先行させた。15番パー4も5メートルと長いパットを決めると、16番パー5は、第3打を2メートルにつけて伸ばした。

「この1カ月ぐらい、ちょっとずつ良くなってきていた。自信が戻った? もともと自信はなかったけど、努力すれば良くなると思ってやってきた」と、うなずいた。今季は8月のCATレディースの第1ラウンドで、初めて最下位に沈むなど不振続き。CATレディースの前後は計9試合の予選落ちがあり、10戦連続で決勝ラウンドに進めないこともあった。「優勝とかは考えられない。今がよければいいと思ってやっているわけじゃない。常に努力しないと」。完全復活に向けて、ホールアウト直後も第2ラウンドを見据えて表情を引き締めていた。