プロボクシング元世界2階級制覇王者で現WBO世界フェザー級1位のルイス・ネリ(30=メキシコ)が17日、都内のジムで練習…
プロボクシング元世界2階級制覇王者で現WBO世界フェザー級1位のルイス・ネリ(30=メキシコ)が17日、都内のジムで練習を公開した。26日にキルギス共和国で開催されるSAIKOU×LUSH Vol3大会に参戦し、WBCアジア同級王座(日本未公認)を保持するサタポーン・アアット(22=タイ)との同級10回戦を控える。16日朝に時差調整と取材対応を兼ねて来日していた。
母国ティファナでスパーリングなど実戦練習を中心とした合宿を約2カ月間、続けてきたという。21日にはキルギス共和国に向けて出発するネリは「100%良い感じ、完璧な状態だ。また世界戦につながる良い内容で勝利をしたい。私にとっては平常運転で戦う相手、1~3回で片付けようと思っている」と序盤で倒す意気込みを示した。練習視察していた元世界4階級制覇王者・田中恒成氏(30)とのミット打ちも披露し、軽快な動きをみせた。
元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏が運営するプロモート社と5試合契約を結んでいる。今後、対戦したい相手には元WBC、IBF世界バンタム級統一王者中谷潤人(27=M・T)、24年5月に東京ドームで敗れている4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)、WBA世界フェザー級王者ニック・ボール(28=英国)を挙げた。来年5月、東京ドームで井上と中谷が対戦を約束しているが、ネリは「中谷は偉大な選手で注目している。私は中谷が勝つと思っている。なぜかって? それは井上はダウンしているからね。中谷は倒れていない。だから戦いたい」と希望していた。