「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース3-1ブルワーズ」(16日、ロサンゼルス) ドジャースが無傷の3連勝で2年連…

 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース3-1ブルワーズ」(16日、ロサンゼルス)

 ドジャースが無傷の3連勝で2年連続のワールドシリーズ進出に王手をかけた。大谷翔平投手は「1番・DH」で出場し、先制の口火となる三塁打を放ったが、4打数1安打2三振だった。

 試合後のロバーツ監督の会見では3連勝でリーグ制覇王手にも関わらず、米メディアからは大谷の打撃不振についてが最初の質問だった。指揮官は「彼は間違いなく、野球界最高の選手の一人」と前置きした上で、「ではそんな彼をどうやって封じるか?左投手をぶつけることだ。それが相手がやっていること。彼は必ず立ち直ってくると思う。今は現状を乗り越えるために必死に取り組んでいるところだ。だから相手のアプローチとしては理にかなっていると思う」と、語った。

 この日は初回にオープナーの左腕、アシュビーから8戦ぶりの長打となる三塁打を放った。続く2打席は怪物新人右腕ミジオロウスキーの前に凡退。七回の第4打席は4番手左腕ケーニッグの前に空振り三振だった。

 大谷はポストシーズン打率・158と低迷している一方で、チームは3連勝。「彼は非常に重要な存在だ。私たちの投手陣は素晴らしい投球をしているし、守備も非常にいい。もちろん、翔平は本人が望むような、私たちが期待するような結果を出せていない。でも、彼がこのチームにとってどれほど大きな存在かは分かっている。まだ先は長い。彼が取り組んでいる姿勢はとても好きだ。私はどんな時も彼に賭けている」と、期待を込めた。