西武隅田知一郎投手(26)は「来年の僕、全然違うピッチャーになってるかもしれないです。めっちゃ変化球投手に」と不敵に予告…

西武隅田知一郎投手(26)は「来年の僕、全然違うピッチャーになってるかもしれないです。めっちゃ変化球投手に」と不敵に予告した。秋季練習の今、一気に2つの新球種に着手中だ。16日もブルペン投球で打者が立った状態で試投。「いい感じに仕上がってきています」と笑った。

今季は直球、チェンジアップ、カーブ、フォーク、カットボールの5球種を投げた。ここに「ツーシームとスイーパーを」と左右への横変化のバリエーションを増やす。「僕、平良みたいなツーシームは投げられないんです。でもいろいろ投げる中で新しい発見があって」と自己流の感覚を手にしたことで“7色の世界”が見えてきた。

今季はプロ4年目で初めて2桁勝利を挙げたものの、同時に4年連続でシーズン10敗。勝ち越せる先発投手になるために探求を惜しまない。「新たな武器じゃないです。チェンジ、カーブ、まっすぐが中心になる僕の良さは消さずに、打者の頭に残る球がもっと増えたらなと」。新球のお披露目は11月15日からの侍ジャパン強化試合の見込みだ。【金子真仁】