「プロレス・ノア」(16日、後楽園ホール) 新日本から参戦しているGHCジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(36)がノン…
「プロレス・ノア」(16日、後楽園ホール)
新日本から参戦しているGHCジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(36)がノンタイトルのシングルマッチで宮脇純太(28)と対戦し、9分50秒、TIME BOMB 2で完勝した。
“外敵”王者が圧倒的な存在感を示した。11日の両国大会でEita(33)との激闘を制し2度目の防衛に成功した後、リング上で挑戦を表明した宮脇に対し、ベルトは懸けずに対戦を受託して組まれた一戦。ヒロムはノア生え抜きの宮脇に対して「(いいのは)顔だけか?」と挑発しながら重いチョップを放つなど終始圧倒。最後はTIME BOMB2を2連発でたたきつけ、貫禄の3カウントを奪った。
完勝したリング上でマイクを握ったヒロムは「宮脇くんさ、一つ聞いていいかな?」と切り出し、「もしレスラーじゃなくて、一ファンの人間だったら、(今の)宮脇純太のファンですか?俺はさ、それをずっと意識して戦ってるんだよ。だからな、俺は高橋ヒロムのファンだ」と自身の信条を明かしながら辛らつなメッセージを送り、ノアファンもブーイングどころか「お~」と納得した様子で拍手。続けて、「全部出せ。全部出しちまえ。みんな、なんだかんだ言って期待してるんだよ、宮脇に。ノアのジュニアのチャンピオンになってみせろ」と、熱いエールを送った。
また、ヒロムが「ノアジュニアの未来」と認めた小田嶋大樹(24)が登場してベルトへの次期挑戦をアピールしたが、「小田嶋、俺はお前みたいな(好戦的な)人間、だ~い好き。でもね、ノアジュニアGP?面白そうなトーナメントがあるじゃないですか。そこで勝ち上がってみろよ。もちろん、俺も出るけどな」と、11月8日開幕の新トーナメントへの参戦を表明。「いいよ、やってやるよ。トーナメント最初の相手、小田嶋くんに決~めた。掛かって来いよ!ノアジュニアの未来」と舌なめずりした。