◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(16日)◇日光カンツリー倶楽部 (栃木)◇7238yd(パー70)…
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(16日)◇日光カンツリー倶楽部 (栃木)◇7238yd(パー70)◇雨(観衆1153人)
上がり9番で唯一のボギーを喫したものの、早朝から雨が降る中での2バーディ、1ボギー「69」に岡田晃平は及第点をつけた。日本オープン出場は4回目だが、プロでは初めて。今回は試合が無かった前週から「抜かりないチェック」で下調べをした。
もともと「人より練習ラウンドで熱量を使う」という25歳は前週の金曜、今週の月曜、水曜と練習で3ラウンド回った。「パターの練習は全くしないで、ラウンド中はずっとラフからショット、アプローチを打って、どこのラフが浅いのか、深いのか。とにかくバンバン打って“このライで打つとこうなる”というのを叩きこんだ」。茎が太く葉の広い野芝はボールがスポッと沈み、フェースとボールの間に芝がはさまり、スピンコントロールが難しい。そんな情報を肌感覚に落とし込み「そのおかげで楽に回れている部分はある」と手ごたえを口にした。
今年から日本オープン優勝者に「マスターズ」出場権が与えられる。「この大会で優勝するためにこれまでのシーズンを過ごしてきたというぐらい懸けている。マスターズに行くことに価値がある」。明徳義塾高、東北福祉大の先輩にあたる松山英樹が優勝した2021年大会はゴルフ部の合宿中だった。「たまたま雨が降っていてスタートが遅れて。みんなで見ていた。本当に感動した。いいお手本というか目標」とオーガスタに思いをはせる。勝てば5年シードという魅力で、ナショナルオープンは「一番取りたいタイトル」と言い切った。
予選2日目は午前11時50分に10番からティオフする。「コンディションはこれ以上悪くならないと思うので、まずは一打に集中して。(スコアメークが)難しい時も来ると思うけど、最善の選択を検討していけたらあとは勝手にスコアが出るのでは」。過去3回の出場はすべて予選通過。21年42位、22年28位、23年は首位発進から18位とアマチュアで結果を残してきた大会で、頂点を狙っていく。(栃木県日光市/石井操)