◇米国女子◇BMW女子選手権 初日(16日)◇パインビーチGL(韓国)◇6785yd(パー72)2週前のハワイ開催「ロッ…

畑岡奈紗は初日5アンダーと上位スタートを決めた

◇米国女子◇BMW女子選手権 初日(16日)◇パインビーチGL(韓国)◇6785yd(パー72)

2週前のハワイ開催「ロッテ選手権」での2位発進を除けば、最近は初日が気になっていた。6月以降、1ケタ順位で滑り出せたのは同大会だけ。畑岡奈紗は韓国に来て、5アンダーの12位で終えた第1ラウンドを「出遅れる傾向にあったので、きょうは良いスタートが切れて良かったです」と納得顔で振り返った。

雨によるコースコンディション不良で全体のティオフが1時間遅れ、アウトから第1組でティオフ。2番(パー5)でバーディが先行すると、6番(パー5)ではピン手前8mに2オンに成功。イーグルパットを惜しくも外して悔しがったが、後半インで4バーディを奪い、「17番もティが前に出て、(2打で)届くパー5も結構あった。きょうはパー5で3つ獲れたので良かったです」と「67」に及第点を付けた。

2022年以来のツアー7勝目に向け夏場に復調し、8月の「FM選手権」からは3試合連続でトップ10入りした。前週の「ビュイックLPGA上海」は18位とまずまずの戦いぶりを見せながら、自身のフィーリングには敏感でいる。「ショットはそこまで悪くないんですけど、ハワイからちょっと感覚が違う」と修正を急いでいるところだ。

直近大会でのスイングの乱れを修正

「やっぱり強い風の影響で、アドレスで小さく構えてしまっていた。重心を低くしたくなるので」。この日はさっそく「小さくなり過ぎないように意識」し、ティショットでフェアウェイを外したのは1ホールだけ。「まだ右にミスするところはあるんですけど、大きいミスには繋がっていない。アプローチでうまくカバーできたところもあった」と前進を感じた。

5アンダーは首位のキム・セヨン(韓国)と5打差。予想していた通りのバーディ合戦の幕開けだ。(韓国・ヘナム郡/桂川洋一)