第102回箱根駅伝予選会は18日、東京・立川市で行われる。暑熱対策のため、号砲は例年より約1時間早い午前8時半。関東地区…
第102回箱根駅伝予選会は18日、東京・立川市で行われる。暑熱対策のため、号砲は例年より約1時間早い午前8時半。関東地区の42校が出場し、1月2、3日の本大会の出場切符つかむ10校はどこか。歴史をつなぐ戦いに挑む注目校を紹介する。
1920年の第1回大会で準優勝するなど「オリジナル4」の一角、明大は今春、大志田秀次監督(63)が就任して新体制となった。しかし、5月の全日本大学駅伝関東地区選考会は10位。2年ぶりの箱根路で「伝統校復活」の足掛かりとしたい。
高校時代の実績を含め、ポテンシャルの高い選手が残っている。
全国高校駅伝2連覇に貢献した吉川響(4年=世羅)は1、2年時に山登りの5区を経験しており、前回予選ではチームトップでゴールしている。吉川と同い年で優勝を分かち合った森下翔太も1年時3区4位と好走している。
都大路6区区間賞の経歴を持つ堀颯介(4年=仙台育英)は大学1、2年時は山下りの箱根6区を経験。主将の室田安寿(4年=宮崎日大)もチームを引っ張る。
前回予選会は総合12位。かつて、東京国際大を創部からわずか5年で箱根本戦初出場、2021年に出雲駅伝優勝へ導いた名指揮官の手腕にも注目が集まる。
予選会は東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのハーフマラソン(21・0975キロ)のコースで実施。各校最大12人の出走者のうち、上位10人の合計タイムを争われる。本年度から連合チームの編成方法も変更となり、敗退した上位10校(11~20位)に1枠ずつ、それ以外の大学から予選会の個人上位6人(各校1人)が選出される。