ヤクルト長岡秀樹内野手(24)が“研究の秋”を成果につなげる。秋季練習2日目となる16日、埼玉・戸田市内の室内練習場でバ…
ヤクルト長岡秀樹内野手(24)が“研究の秋”を成果につなげる。
秋季練習2日目となる16日、埼玉・戸田市内の室内練習場でバットを振り込んだ。オフは「やっぱりバッティングの方がメインになってくると思う」と打力向上を強く意識する。
昨季は打率2割8分8厘、163安打で最多安打のタイトルに輝いたが、今季は4月下旬の右膝後十字靱帯(じんたい)損傷もあって67試合出場の打率2割4分3厘だった。「去年と今年の違いが、ある程度、仮説じゃないですけど、分析できたつもり。なので、そこをだんだん埋めていければと思います」と明確な課題を持って取り組む。
自身の去年と今年のビデオだけでなく、同じ左の好打者の映像も繰り返しチェックした。阪神近本、中野、巨人吉川、ソフトバンク近藤、柳町らのフォームを何度も見返し「何が僕と違うのだろうな」と思考を巡らせた。考えを突き詰める中で「振り出しの形」「トップの位置」などの修正点を見つけ出した。「なんでシーズン中に気がつけなかったのだろう…」。その“ズレ”が今になって見つかったことの悔しさもあったが、オフに取り組むべき方向性が見えた。
チームは池山隆寛監督(59)が率いる新体制となった。自身がルーキーだった時、当時2軍監督だった新指揮官には成長を後押ししてもらった。「本当にパワフルで、情熱を持った熱い方なので、しっかりついていけるように。監督に必要とされる選手になれるように頑張りたい」。これまでと同じように一からレギュラーを奪いにいく気概でオフを過ごしていく。