国内女子ゴルフツアー、前週のスタンレー・レディースホンダで自身初の同一シーズン2勝目、通算4勝目を挙げた河本結(27=R…

国内女子ゴルフツアー、前週のスタンレー・レディースホンダで自身初の同一シーズン2勝目、通算4勝目を挙げた河本結(27=RICOH)は、初の2戦連続優勝に挑む。開幕を翌日に控えた16日は、会場の千葉・東急セブンハンドレッドCで行われたプロアマ戦に出場。18ホールを回り終えた後、報道陣の取材に応じると体調不良と明かした。「とにかく体調が良くない。(優勝した翌日の)月曜日は何もできず、ずっとベッドにいて、火曜日はトレーニングしたけど、昨日(15日)も練習を2時間ぐらいで終えた」と説明した。

それでも「グリーンが、めちゃめちゃキレイで、すごく毎年楽しみにしている。ライン読みも、マネジメントも頭を使うので、すごく毎年楽しみ」と、攻略しがいのあるコースとあって、この日のプロアマ戦18ホールも、体調の悪さを表に出さず、元気に回りきった。初の2戦連続優勝が懸かるが「今週も天気があまり良くないけど、その中で来てくれるファンの人に、いいショット、いいプレーを届けられるように全力を尽くすのみ」と、濃霧で最終日が史上初めて変則9ホールで争われた、前週に続いて悪天候でこそ強さを発揮したい考えだ。

初戴冠を目指す年間女王争いでは、前週の優勝で菅楓華を抜いて3位に浮上した。今大会を含めて、今季残り7戦で、1位の佐久間朱莉、2位の神谷そらを逆転することが最大の目標。年間女王への気持ちの高ぶりを問われると「高まりますね。それはやっぱり、強くイメージしていますし、できることは変わらないので、自分のやるべきことを見失わないように。あまり興奮しすぎても良くないので、淡々と1日を過ごしていきたい」と力説。最後は体調不良を感じさせない、元気な口ぶりだった。【高田文太】