J1神戸のFW大迫勇也(35)が16日、勝ち点5差で追う首位鹿島戦(17日・ノエビアスタジアム神戸)に向けてオンライン…

 J1神戸のFW大迫勇也(35)が16日、勝ち点5差で追う首位鹿島戦(17日・ノエビアスタジアム神戸)に向けてオンライン対応し「プライドを持って戦うだけ」と奮起した。

 今季はケガもあり、26試合で6ゴール3アシスト。前節の4日・浦和戦はアクシデントのため前半で交代したが、大事には至らず、鹿島との大一番には出場できる状態という。3連覇を狙う上で絶対に落とせない一戦に「相手チームはあまり意識したことがないので、自分たちにフォーカスしてやるだけ。今、(相手は)首位なのでリスペクトはあるが、僕らもいいチームだし、戦うだけ」と表情を引き締めた。6~7月の離脱は腸腰筋の肉離れだったと明かし「初めての箇所で、経験したことがない感じだったので調整が難しかった」と、復帰に時間を要したと説明した。

 リーグ戦最終盤へ向けて、エースとしての活躍が求められる状況。「点を取ることもそうだしアシストも。ゴールに絡むプレーを見せたい。ホームなのでサポーターの皆さんが雰囲気をつくってくれると思うので、後押しを受けながらやりたい」と必勝を誓った。

 吉田孝行監督(48)は「ゴールへの貪欲さ、脅威は期待したい」と前線の主力へ期待を寄せながらも「組織でやっているので、チャンスはいつ誰に来るか分からない。(チャンスの)確率で言うと前線に多いが、決めきること、チャンスを多く作ることがチームとして大事。みんながゴールに貪欲になって迫力を出すのは大事」と一丸での勝利を求めた。また14の国際親試合・ブラジル戦で日本が勝利したことについて「代表戦について言える立場ではないが、志向するサッカーとして、自分たちに近いのは後半のサッカーかな思った」と、日本がハイプレスをかけて後半に3得点した試合の感想を述べた。