ヴィッセル神戸FW大迫勇也(35)が、エースの仕事で3連覇を引き寄せる。16日は翌日に控えた首位鹿島アントラーズ戦(ノエ…

ヴィッセル神戸FW大迫勇也(35)が、エースの仕事で3連覇を引き寄せる。

16日は翌日に控えた首位鹿島アントラーズ戦(ノエスタ)に向けて、神戸市内のいぶきの森球技場で最終調整。オンライン取材に応じた大迫は大一番を前に「プライドを持って戦う」と力強く話した。

古巣鹿島との重要な試合には、神戸らしい戦いを全面に出すことが重要だとした。「1回目の優勝、連覇の時に、何をすればチームとして結果が出るのかは、若い選手も中堅の選手も覚えたと思う。またそれを明日の試合で出すことが大事。積み重ねでやってきたことが僕らはある。メンタル面も含め、そこはブレずにやっていきたい」。自分たちの戦い方に自信があるからこそ、それを信じて戦う。

今季は夏前に腸腰筋の肉離れで離脱。自身初めて痛めた箇所ということもあり「そこからなかなかコンディションが上がらなかった。個人的には調整は難しかった」と苦しんだ。それでもここにきて復活。4日の浦和レッズ戦では負傷でハーフタイムに交代を余儀なくされたものの「あそこでやめることができたので、(負傷が)軽くですんだ」と、この試合の出場には問題ないことをアピールした。

今季はここまで6得点3アシストにとどまっているが、この最終局面ではやはりエースの働きが求められる。その期待に「もちろん点を取ることもそうだし、アシストすることもそう。ゴールに絡むプレーを見せたい」と結果で応えることを約束。「サポーターの皆さんが良い雰囲気をつくってくれると思うので、その後押しを受けながら戦いたい」とホームでの勝利をイメージした。【永田淳】