ヴィッセル神戸が17日に3連覇を懸けた大一番に臨む。16日は翌日に控えた首位鹿島アントラーズ戦(ノエスタ)に向けて、神戸…

ヴィッセル神戸が17日に3連覇を懸けた大一番に臨む。16日は翌日に控えた首位鹿島アントラーズ戦(ノエスタ)に向けて、神戸市内のいぶきの森球技場で最終調整した。

オンライン取材に応じた吉田孝行監督(48)は「(鹿島は)本当に強いチームで今の順位にいるべきチームだと思うが、自分たちも引けを取らない。追い越していくというところで本当に大事な試合。準備はしてきたし、勝つだけ」と力を込めた。

勝ち点65で首位を走る鹿島との勝ち点差は「5」。この直接対決で勝てばその差を「2」とすることができる一方、敗れれば「8」となって厳しくなるだけに、残り5戦での逆転Vには勝利が求められる。

この“6ポイントマッチ”でも、重要なのは神戸の戦いを貫くことだと指揮官は繰り返した。「自分たちがやるべきことをやる。そこをやれば勝てる確率が高いとみんなが思っている。いかに迷いなくプレーさせられるかが自分の仕事。慌ててバランスを崩すのではなく、自分たちがやってきたことを信じてやるだけ」と集中。「明日は肉弾戦というか、バチバチの戦いになると思う。そんな中でも冷静さを失わずに、クリーンだけど局面では厳しくいく。自分たちがやるべきことを攻守においてやること」と強調した。

過去3度来場した試合で神戸が全勝している“勝利の女神”乃木坂46五百城茉央(いおき・まお)が来場予定で、平日開催ながらノエスタのチケットは完売も近い状況。勝利への準備が整った舞台で、神戸が3連覇を引き寄せる。