「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神2-0DeNA」(15日、甲子園球場) 阪神が六回に2点を先制。そこで異…
「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神2-0DeNA」(15日、甲子園球場)
阪神が六回に2点を先制。そこで異次元のジャンプ力を見せた若虎がいた。
1点を先制し、なおも2死一、三塁の場面。小野寺が右前にタイムリーを放つと、ベンチは歓喜に沸いた。森下が絶叫する中、異次元のジャンプ力を見せた中川。ベンチ前のラバーから勢いよく跳んだと見られ、屋根よりも高く跳んでいるのが分かる。
この日は「6番・左翼」で先発出場。五回の第2打席で右前打を放ち、ポストシーズン初安打を記録した。直後に代走・小野寺が告げられベンチに退いたが、チームメートを全力応援。代わって出場した小野寺の一打に喜びを爆発させていた。
今季は遊撃、左翼で激しいレギュラー争いが繰り広げられた中、誰が試合に出ても、ベンチで待機しても、仲間を応援する雰囲気が優勝への原動力となった。CSでも代わらなかった姿勢。藤川監督も「タイガースらしい野球」と選手たちの姿に目を細めていた。