<秋季高校野球北海道大会:北照5-3北海>◇15日◇2回戦◇大和ハウスプレミストドーム13年ぶり秋制覇を目指す北照が、3…
<秋季高校野球北海道大会:北照5-3北海>◇15日◇2回戦◇大和ハウスプレミストドーム
13年ぶり秋制覇を目指す北照が、3季連続優勝を狙う北海を下して8強入りした。エース右腕の島田爽介投手(2年)が、9回133球、6安打3失点で完投勝利。今夏の南北海道大会2回戦で4-7と敗れたリベンジを果たした。札幌日大、旭川実も8強に進出した。
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北海打線に凡打の山を築かせた。島田は初回に自己最速の139キロを記録するなど直球を主体に打たせて取った。「地区予選より球威が一段階上がって、直球でファウルを取れるようになった」。8回までわずか2安打で無失点。完封目前の9回が始まる直前に「投球練習中に右足がつってしまった」と4安打で3点を失ったが、痛みを顔に出さず投げきった。
昨秋メンバー入りを果たしたが、「他の投手陣についていけなかった」と、今春、夏はベンチ外。体作りを見つめ直し、今秋にメンバーへ復帰すると、地区予選後に背番号1を勝ち取った。
上林弘樹監督(46)は「いかに北海さんのような強豪に勝てるか」と対策を講じてきた。引退した3年生が中心となって、北海選手の特徴をデータ化して資料を作成。島田も頭にたたき込んで投げた。「北海に勝っても次負けたら意味がない」。次戦もエースとして連投も辞さぬ覚悟で戦う。