14日のサッカー親善試合で日本(FIFAランキング19位)に敗れたブラジル(同6位)のカルロ・アンチェロッティ監督(66…
14日のサッカー親善試合で日本(FIFAランキング19位)に敗れたブラジル(同6位)のカルロ・アンチェロッティ監督(66)が、「考えは変わらない」と親善試合でテストを継続する方針を示した。
前半に2-0とリードしながら、後半に失速。3失点で逆転負けを喫したが、母国メディア「ガゼッタ・エスポルティーバ」によると、同監督は「親善試合はテスト期間だと言ってきた。11月のFIFA公式戦でも試すつもりだ。私たちのアプローチは変わらない。チームは韓国戦で非常に良いプレーをみせ、日本戦では前半は良いプレーをみせたが、後半は非常に悪いプレーを見せた。しかしこれはプロセス。ワールドカップで負けるより今負ける方が良い」と振り返ったという。
特に2失点に絡んで“戦犯”とされたDFファブリシオ・ブルーノ(29=クルゼイロ)についても擁護した。アンチェロッティ監督は「個人のミスがチームにおける選手の存在感に影響を与えることはない」とキッパリ。さらに「私たちがすべきことは、最初のミスの後、チームとして対応を改善することだ。最初のミスは良くなかった。ピッチでのバランス、姿勢、そして前向きな思考を失ってしまった。これは将来に向けた良い教訓」と強調した。
日本に初黒星を喫したショックは大きい。それでも66歳のイタリア人監督は「チームが負けると、落ち込むのは当然のことだ。誰もがそう感じるし、私も選手も負けるのは嫌だ。サッカーはいつもそうだ、今回の黒星から学ばなければならない」と力説していた。