＜ナ・リーグ優勝決定シリーズ：ブルワーズ1－5ドジャース＞◇第2戦◇14日（日本時間15日）◇アメリカンファミリーフィー…

＜ナ・リーグ優勝決定シリーズ：ブルワーズ1－5ドジャース＞◇第2戦◇14日（日本時間15日）◇アメリカンファミリーフィールド

ドジャース先発の山本由伸投手（27）が快挙だ。日本人初となるポストシーズンでの完投勝利を挙げた。9回3安打1失点で自身にとってもメジャー初完投。チームは投打で勝負強さを見せつけ、敵地でブルワーズに完勝で連勝を飾った。

1回先頭の初球の96・9マイル（約156キロ）直球を右中間席へ運ばれ失点。いきなり先制パンチを浴びたが、2回に打線がテオスカー・ヘルナンデス外野手（32）のソロ、アンディ・パヘス外野手（24）の適時二塁打で逆転に成功した。

援護を受けた山本は2回以降、二塁すら踏ませない好投。5回にはこの日初の四球を与えたが、後続を難なく抑え込んだ。

6回にマックス・マンシー内野手（35）のソロでリードを広げると、7回には大谷翔平投手（31）に20打席ぶりの安打となる適時打。4－1の8回には、トミー・エドマン内野手（30）にも適時打が飛び出した。

山本は111球を投げ、3安打1四球1失点７奪三振と好投。ブルワーズ打線を全く寄せ付けなかった。

ドジャースはレギュラーシーズン0勝6敗の天敵ブルワーズに対し、敵地で王者の勝負強さを発揮して連勝。2年連続のワールドシリーズ（WS）進出へ、大きく前進した。

次戦は中1日の休養を挟み、本拠地ドジャースタジアムで第3戦に臨む。先発マウンドには、タイラー・グラスノー投手（32）が上がる。