エンゼルスのタイラー・スカッグス投手が、2019年7月に遠征先のテキサスのホテルで薬物の過剰摂取が原因で死亡した事件を巡…

エンゼルスのタイラー・スカッグス投手が、2019年7月に遠征先のテキサスのホテルで薬物の過剰摂取が原因で死亡した事件を巡って遺族が球団を訴えている裁判が14日(日本時間15日)、カリフォルニア州の裁判所で始まり、遺族側の弁護士が球団に責任があると主張した。この事件に関しては、球団で当時広報担当だったエリク・ケイ受刑者が同投手に薬物を渡していた罪で禁錮22年の刑に服している。

原告側であるスカッグス投手の両親と妻の弁護士は「球団の人々はスカッグスの薬物使用を知っていた。それを止めさせ彼を助けることができた」とし「ケイ自身も薬物オピオイドを使用してハイな状態で出勤しており、スカッグスを含め少なくとも6人の選手に薬物を渡していたことを、球団内の人々は知っていたはず」と主張した。

エンゼルス側の弁護士は、知らなかったと主張。裁判には、アート・モレノ・オーナーら球団幹部も出席していたという。