「クライマックスシリーズ パ」のファイナルS前日会見が14日、みずほペイペイドームで行われ、日本ハム・新庄剛志監督(5…
「クライマックスシリーズ パ」のファイナルS前日会見が14日、みずほペイペイドームで行われ、日本ハム・新庄剛志監督(53)がソフトバンクの初戦先発・モイネロ攻略への秘策をほのめかした。先に会見した敵将・小久保監督の「何をされても驚かない。彼なら仕掛けてくるだろうな」という自身に向けての発言を聞き、「それ、フリ?仕掛けないといけない?」と笑うと「モイネロくんの場合は4パターンぐらいのつぶせる作戦は頭にはある」と明かした。
今季は8試合で1勝4敗、防御率1・87の難敵。それでも、9月9日の最後の対戦では3本塁打などで7点を奪ってKOしており「もう苦手意識は飛んだと思う」とうなずいた。基本は「とにかく真っすぐ待ち。真っすぐを待ってどう対応できるか」。何とか好機をつくってから、あの手この手で揺さぶりをかけようという青写真だ。
両軍同席の会見ではなかったことに「小久保監督がいてほしかった。探り合いができないので」と残念がった指揮官。昨年のファイナルSは3連敗で終戦したが、今年は違う。「実力の差は本当に感じていない。交互に勝っていって、最後どっちが勝つんだというシリーズになってくれたら。ウチが勝ち続けても面白くないので」と雪辱へ自信を見せた。