<国際親善試合:日本3-2ブラジル>◇14日◇味スタ日本(FIFAランキング19位)が「王国」ブラジル(同6位)から、歴…

<国際親善試合:日本3-2ブラジル>◇14日◇味スタ

日本(FIFAランキング19位)が「王国」ブラジル(同6位)から、歴史的初勝利を挙げた。1989年(平元)7月23日の初対戦から36年、過去13試合して2分け11敗と1度も勝利がなかったワールドカップ(W杯)最多優勝国から、ついに勝った。

試合後に、FW町野修斗(ボルシアMG)が明かした。

「勝ったことがない相手だったけど、試合前に(円陣でゲーム主将のMF南野)拓実くんが『歴史を変える試合にしよう』と言っていた。それ通りの試合になった」

勝てた要因については「誰1人、諦めていなかった」と力を込め「前半から出ている選手も手応えがあったと思う。誰1人、折れていなかったというのはあると思う」と誇った。

前半は2点ビハインド。過去2分け11敗の相手にリードを許したが、後半に爆発する。7分、連動したハイプレスから相手DFのミスを誘い、ゲーム主将のMF南野拓実が1点を返す。さらに17分、FW中村敬斗が右足ボレーで同点に。さらにさらに26分、途中出場したMF伊東純也の左CKにFW上田綺世が頭で合わせて、GKに当てながらも押し込む力強い一撃で、試合をひっくり返した。

ブラジル戦の得点は17年の国際親善試合(1-3)以来8年ぶりで、複数得点は05年のコンフェデ杯(2-2)以来。3得点は史上最多となった。