<国際親善試合:日本3-2ブラジル>◇14日◇味スタ日本(FIFAランキング19位)が「王国」ブラジル(同6位)から、歴…

<国際親善試合:日本3-2ブラジル>◇14日◇味スタ

日本(FIFAランキング19位)が「王国」ブラジル(同6位)から、歴史的初勝利を挙げた。1989年(平元)7月23日の初対戦から36年、過去13試合して2分け11敗と1度も勝利がなかったワールドカップ(W杯)最多優勝国から、ついに勝った。

試合後、最年長39歳のDF長友佑都(FC東京)も興奮した。

「個人的にはカタールW杯を思い出した。0-2でも、ひっくり返せる粘り強さを見せられた。でも、前半で0-2にされたのは改善点」

その22年、前回W杯カタール大会では1次リーグでドイツに2-1、スペインにも2-1。ともにW杯優勝経験がある国に、初めて勝った。さらに今回、ブラジルにも初勝利。日本最多5度目のW杯を目指すベテランも、ベンチからチームを盛り上げ、快挙に胸を張った。

前半は2点ビハインドだったが、後半3発。7分、連動したハイプレスから相手DFのミスを誘い、ゲーム主将のMF南野拓実が1点を返した。

さらに17分、FW中村敬斗が右足ボレーで同点に。さらにさらに26分、途中出場したMF伊東純也の左CKにFW上田綺世が頭で合わせて、GKに当てながらも押し込む力強い一撃で、試合をひっくり返した。

ブラジル戦の得点は17年の国際親善試合(1-3)以来8年ぶりで、複数得点は05年のコンフェデ杯(2-2)以来。3得点は史上最多でもあった。