<東都大学野球:国学院大2-1亜大>◇第4週第1日◇14日◇神宮亜大のドラフト上位候補に挙がる最速152キロ右腕、斉藤汰…

<東都大学野球:国学院大2-1亜大>◇第4週第1日◇14日◇神宮

亜大のドラフト上位候補に挙がる最速152キロ右腕、斉藤汰直投手(4年=武庫荘総合)が9回1/3を1安打に抑える好投を見せながらも、逆転サヨナラ負けを喫した。

延長10回、1死二、三塁、国学院大の黒木日向捕手(4年=明豊)が投手前に転がしたスクイズの打球を斉藤が捕球したが、捕手への送球がそれ、三塁走者と二塁走者が生還(記録上は犠打野選と失策)。それまで、2回に打たれた1安打のみで10奪三振と完璧の内容だっただけに、ホームベース付近で、ぼうぜんと立ち尽くした。

正村公弘監督は「(斉藤の)被安打1の好投で勝てないとキツい。先週からコントロールが良くなって、カットボールの精度があがった。簡単に追い込んで打ち取れている。エースの投球をしてくれましたが、点をとってあげられなくて…」と好投をたたえ、「うちの投手も、国学院の投手も踏ん張った。歯車が合っていないウチと、合っている国学院大さんとの違いかな」と、打線の援護を待ちながら投げ続けた斉藤を思いやった。

敗戦にも前を向く。斉藤は「明日、チームに勝ってもらって、明後日リベンジできるよう頑張ります」と、3戦目の登板に闘志を燃やした。