今季限りでの現役引退を発表した巨人長野久義外野手(40)が14日、都内のホテルで引退会見に臨み、16年間のプロ生活でお世…

今季限りでの現役引退を発表した巨人長野久義外野手(40)が14日、都内のホテルで引退会見に臨み、16年間のプロ生活でお世話になった“恩人”への思いを口にした。

阿部慎之助監督(46)に対しては「若い頃からかわいがっていただいて、自主トレも一緒にやらせてもらって、僕と(坂本)勇人を一番近くで見てきた先輩だと思います」とし「去年は優勝できましたけど、今年悔しい思いをして監督を勝たせられなかったことがすごく残念です」と話した。

ルーキーイヤーの10年から15年までは原辰徳氏(67)、16年からは高橋由伸氏(50)の下でプレーした。「プロ1年目の監督である原監督、そして高橋監督には勝負の厳しさや毎日試合に出る大変さ、勝つ喜びなどを教えてもらい育てていただきました」と感謝した。

18年オフには丸のFA移籍に伴う人的補償で広島に移籍した。緒方孝市氏(56)、佐々岡真司氏(58)を師事。「広島時代の緒方監督、佐々岡監督にも大変お世話になりました。16年間で携わってくださった全ての監督、コーチの方々に心から感謝しています」と語った。

◆長野久義(ちょうの・ひさよし)1984年(昭59)12月6日、佐賀県生まれ。筑陽学園-日大-ホンダ。2度のドラフト指名を拒否し、09年1位で巨人入団。10年新人王。11年首位打者、12年最多安打。11~13年ベストナイン、ゴールデングラブ賞。18年オフ、丸のFA移籍に伴う人的補償で広島移籍。20年9月22日巨人戦で全球団本塁打。22年オフに無償トレードで巨人復帰。13年WBC日本代表。180センチ、85キロ。右投げ右打ち。夫人はテレビ朝日の下平さやかアナウンサー。