シーズン開幕から不調が続くレアル・ソシエダードがシステム変更を検討しているとスペイン紙アス電子版が14日に報じた。Rソシ…
シーズン開幕から不調が続くレアル・ソシエダードがシステム変更を検討しているとスペイン紙アス電子版が14日に報じた。
Rソシエダードは今季、昨季同様に4-3-3で戦っているものの、スペインリーグ8試合1勝2分け5敗の勝ち点5という成績で、降格圏の19位に沈んでいる。この状況下、ベネズエラ代表MFヤンヘル・エレーラがけがから復帰してきた。
ヤンヘル・エレーラは中盤を幅広くカバーできる、攻守の貢献度が高い運動量豊富な選手。チームがシーズン開幕から欠いていたエネルギーやボールリカバリーの能力をもたらすことができる。セルヒオ・フランシスコ監督が今夏獲得した新戦力4人の中で最も期待を寄せており、レギュラーになる可能性が非常に高い。
Rソシエダードは今季、中盤をブライス・メンデス、ゴロチャテギ、パブロ・マリンをベースに構成し、最近ではパブロ・マリンに代わって新加入のカルロス・ソレールが出番を増やしてきた。しかしヤンヘル・エレーラの特徴を考えた場合、今のシステムに組み込むのは難しいという。
そのためセルヒオ・フランシスコ監督は、ヤンヘル・エレーラとゴロチャテギをダブルボランチ、その前方に攻撃的MFを配置する4-2-3-1、もしくはもっとコンパクトにしてライン間の距離を縮めることができる、より保守的な4-4-2のどちらかにシステム変更することを考えているとのことだ。そして、ヤンヘル・エレーラ復帰により中盤に新たな序列が確立され、パブロ・マリンの出場機会が減少することになると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)