米女子ツアー72勝のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が設立したアニカ・ファウンデーションが主催する女子ジュニアトー…
米女子ツアー72勝のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が設立したアニカ・ファウンデーションが主催する女子ジュニアトーナメント「アニカ・インビテーショナル・アジア PRESENTED BY サーティワン アイスクリーム」(静岡・ファイブハンドレッドC)が14日から4日間の日程で開幕した。本戦前日の14日、ソレンスタムは会見で「日本のゴルフ場は久しぶり。すごく楽しみです」と話した。
大会の日本での開催は初となる。かつて日米共催「ミズノクラシック」で2001年から05年にかけて前人未踏の5連覇を果たした国であり、以前から開催地の候補として目をかけていたという。「日本のゴルフに対する情熱、ゴルファーへの応援の姿勢が、私たちがやっていることと一致している」と開催の意図を語る。
近年の米ツアーでの日本勢の活躍は、レジェンドの目にも入っているようだ。今年は3月「ブルーベイLPGA」の竹田麗央を皮切りに、4月「シェブロン選手権」で西郷真央、5月「リビエラマヤオープン」で岩井千怜、8月「AIG女子オープン(全英女子)」で山下美夢有、同月「ポートランドクラシック」で岩井明愛と5人が優勝。まさにツアーを席巻している。
「日本人選手の活躍は本当に素晴らしいと思う。私は小林浩美、宮里藍と戦ってきた。日本人選手のことを尊敬しているし、彼女たちのホームで戦うのは光栄に思っていました」と話した。
活躍中の日本勢では、同じフロリダ州オーランドに住む畑岡奈紗と特に交流が深い。「一緒に練習している。たまにオーランドでおいしい日本料理屋を探す時は、彼女にテキストを送ります」と関係性はゴルフ場の外でもあるようだ。
大会は最大78人による54ホールストロークプレーで実施。日本勢は6月「トヨタ ジュニアワールドカップ」の個人戦を制した新地真美夏や、同月「日本女子アマ」4位の長澤愛羅らがエントリー。過去には古江彩佳や笹生優花も出場しており、2018年大会では今季国内ツアー初勝利を挙げた稲垣那奈子が優勝した。
開催に際し、ソレンスタムは「ゴルフと人生はかなり似ている。試合で勝つために身につけた忍耐力や精神は、次の活動を始めた時もかなり役立った。ゴルフを通して、人間として成長してほしい」と思いを込めた。