国内女子ゴルフの下部ツアー、ステップアップ・ツアー第17戦、ECCレディース(日刊スポーツ後援)が15日から3日間、兵庫…

国内女子ゴルフの下部ツアー、ステップアップ・ツアー第17戦、ECCレディース(日刊スポーツ後援)が15日から3日間、兵庫・北六甲CC東C(6502ヤード、パー72)で行われる。

ホステス大会に2年ぶりに出場する、プロ11年目の村田理沙(30=フリー)は14日、プロアマ戦に出場後、取材に応じ「大会を盛り上げ、自分が楽しめるようにプレーしたい」と左腕のECCのロゴを見つめ、その結果が優勝なら? という問いに「そうですね」と、大きくうなずいた。

昨季はレギュラーツアーで過去最高となる賞金約1240万円を稼ぎ、年間ポイントランキングは82位と健闘した。「難しいセッティングが多かったので、コースマネジメントで成長したと思う。我慢強いプレーができるようになった」。

今季は9試合に出場し、メジャーはワールドレディース・サロンパスカップで47位、ソニー日本女子プロ選手権は予選落ち。並行して戦う下部ツアーでは、27位に終わった先週のSkyレディースで、違和感のあったパッティングの軌道を修正できたという。

来季のレギュラーツアーの出場権確保へ、今後の現実的な道筋は、1次と最終の2ステージ制となる予選会(QT)を勝ち抜くこと。下部ツアーで優勝すれば1次が免除となり、最終ステージからの参加となる。

「シーズン中は飛距離を伸ばしたくて、いろいろ取り組んでいたが、ここからは成績を重視したい。ステップで優勝して、できればファースト(QT1次ステージ)免除を狙いつつ、調子を上げていきたい」

プロ未勝利だが、経験値を武器に村田は戦国大会を制する意気込みだ。

◆村田理沙(むらた・りさ)1995年(平7)6月22日、東京・三鷹市生まれ。9歳からゴルフを始め、杉並学院高、山梨学院大(2年で中退)を経て16年7月のプロテストに合格。ツアーは前年15年1月に初登録。161センチ、52キロ。