日本ハム山県秀内野手(23)が“オオタニサン”パワーで難敵を攻略する。13日、エスコンフィールドで行われた全体練習に参加…
日本ハム山県秀内野手(23)が“オオタニサン”パワーで難敵を攻略する。13日、エスコンフィールドで行われた全体練習に参加。15日から始まるソフトバンクとのCSファイナルステージに備えた。相手の初戦先発は、レギュラーシーズンで2打席連続本塁打をマークしたモイネロの見込み。スタメンが予想されるルーキーは、とっておきの試合前ルーティンを福岡でも継続予定。チームを白星スタートに導く活躍を誓った。
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ルーキー山県が等身大で相手エースに立ち向かう。15日の初戦の相手先発はモイネロが立ちはだかることが濃厚。「簡単に打てると思っていないですし、逆に打てないものだと思って行く。そうなるとやっぱり、何ができるかを考えながらですかね」。謙遜するルーキーだが、難攻不落の左腕に対して今季は打率3割6分4厘、2本塁打、3打点。10打席以上対戦した選手の中では、いずれもチームトップの数字を残した“モイネロキラー”だ。
当然、初戦はスタメン出場が予想される。「自分のできることを変わらずやるだけ」。試合前のルーティンから、変わらずできることがある。それは“オオタニサン”からパワーを注入すること。CS初スタメンとなった12日オリックス戦でも行っていた。「もうドキドキしちゃっていたので」と緊張を和らげるために、ある動画を見ていた。「『みりにゃと申します。』というYouTubeを試合前に見て落ち着かせた」という。
今夏からファンとなったアイドルグループ「=LOVE」(イコールラブ)のメンバー大谷映美里(えみり)の動画に癒やされ、1点を追う2回の第1打席では左前打を放って一時同点に追いつく起点となり、2連勝での突破に貢献した。「大谷さん…みりにゃのおかげです」と照れた愛称「がたしゅー」のルーキーは福岡でも試合前に「見ながら、ちょっと落ち着いて」とルーティン継続予定。癒やしのオオタニサンパワーで難敵を攻略し、みんなに“がたしゅーのおかげです”と言わせる。【木下大輔】