<KNOCK OUT:58大会>12日◇東京・後楽園ホールセミファイナル(第9試合)のKNOCK OUT-RED(肘あり…
<KNOCK OUT:58大会>12日◇東京・後楽園ホール
セミファイナル(第9試合)のKNOCK OUT-RED(肘あり)ライト級(-62.5キロ)3分3回延長1回に、前同級王者でONEやRWSにも参戦経験のある重森陽太(30=KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺)が登場。元スックワンキントーン・ライト級王者の小林司(28=Sports24)に3回2分32秒KO勝ちし、今年6月にゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)に王座を明け渡して以来となる再起戦を快勝で飾った。
重森は立ち上がりからパンチ、キックをバランス良く上下に散らし、多彩な技で小林を翻弄(ほんろう)。1、2回とも優位に試合を進めた。3回に入ると、飛び込んできた小林に鋭い右ストレートを浴びせてダウンを奪取。さらにダウンにこそならなかったものの左フックで小林を吹っ飛ばすと、最後はコーナーに詰めてのパンチのラッシュで勝負を決めた。
重森は試合後のマイクで「いつでもゴンナパー選手と再戦できる準備はできてるんで。前回KNOCK OUTのベルトを取られてしまいました。ただ、ありきたりな言葉ですけど、私はこれからだと思ってるので。これからも重森陽太、応援よろしくお願いします」と再戦をアピール。
この日は以前、KNOCK OUT山口元気代表からも指摘された手数の少なさも改善され、よりアグレッシブな部分が加わった。重森は「本来の自分の動きと、足りない部分をバランスを取って戦うことを意識しました。それで自分の中でスタイルが1つ確立できたのかなと思います」と納得の表情を浮かべた。
最後に重森は「KNOCK OUTライト級、非常に盛り上がっております。その中でフィームー(テクニシャン・戦術型)の重森陽太がKNOCK OUTライト級をさらに面白くするスパイスになりたいなと思います」と今後へ向けた意気込みを示した。