広島が13日、マツダスタジアム内の球団事務所でスカウト会議を行い、今月23日に行われるドラフト会議で創価大・立石正広内野…

広島が13日、マツダスタジアム内の球団事務所でスカウト会議を行い、今月23日に行われるドラフト会議で創価大・立石正広内野手(4年=高川学園)を1位指名することを公表した。広島は3年連続で12球団最速での1位指名公表となった。

田村恵スカウト部長(49)は「近い将来の中軸、4番バッター候補として一番高い評価をさせてもらった。打つだけではなく、守備にしても、足にしても能力が非常に高い」と高評価した。

立石は山口県防府市生まれで高川学園を経て、創価大に進学。1年春からベンチ入りし、秋からはレギュラーとなり、2年春には東京新大学リーグ3冠王に輝いた。今年の東京新大学春季リーグでは全12試合で5本塁打と16打点の2冠に輝き、2年連続で大学日本代表にも選ばれた。

広島にとっては昨年ドラフト1位佐々木に続き、2年連続で即戦力野手の1位指名となる。複数球団の競合が予想される中での公表に、田村スカウト部長は「カープとして一番評価した選手ですし、誠意を見せるではないですが、カープとして立石君で行くことが決まっているわけですから、この段階で発表させていただく形になりました」と説明した。