サッカー日本代表のGK大迫敬介(26=サンフレッチェ広島)が、日程問題に言及した。12日、千葉市内で国際親善試合ブラジル…

サッカー日本代表のGK大迫敬介(26=サンフレッチェ広島)が、日程問題に言及した。

12日、千葉市内で国際親善試合ブラジル戦(14日、味スタ)に向けてのトレーニング後に取材対応。同時刻に、所属の広島がYBCルヴァンカップ準決勝第2戦で、横浜FCを2-1で撃破し、決勝進出。練習後に結果を知り「僕はルヴァンカップに出てないんですけど、チームの総力戦として、ここまで来られたのはうれしい」と喜んだ。

一方で「代表期間中に、自分のチームが勝ち上がっているのはうれしいですけど…。自分がいないチームが勝ち上がるのは、うれしい反面、ちょっと複雑な気持ちも正直ある。自分がピッチに出て、チームを勝たせてるのが一番。勝ち上がっているチームに自分がいたかったなという思いは少なからずある」と吐露した。

9日、パラグアイ戦の前日会見で森保一監督(58)が、この問題に言及。「代表の活動とJ1の舞台という、同等の戦いが重なるのは世界の中でも日本だけ。サッカーの主要国ではまずあり得ない」と指摘。「代表戦に来てくれる選手たちは、覚悟を持ってきてくれてるが、代表活動の時に自チームのことが気になる。後ろ髪が引かれると、代表戦で全集中しきれないところが出てくる。選手ファーストで今後、選手が思いきって活動できるように日本サッカーの環境が変わっていくとありがたい」と提言していた。

そのことには「もともと自分も思っていた」と同意。「過密になるデメリットもあると思うが、うまくスケジュールを組みながらやってもらえたら、選手的にもうれしい」と思いを明かした。

ただ「ここまで来た以上はしっかり優勝して、チームとしてタイトルを取れるように頑張りたい」と決意した。