学生3大駅伝の初戦となる出雲駅伝(13日号砲、大社正面鳥居前~出雲ドーム前)の前日会見が12日、島根県出雲市内で行われ、…

学生3大駅伝の初戦となる出雲駅伝(13日号砲、大社正面鳥居前~出雲ドーム前)の前日会見が12日、島根県出雲市内で行われ、全日本、箱根を含めた3冠を達成した10年以来、15年ぶりの優勝を狙う早大の花田勝彦監督(54)が思い切った区間配置を明言した。

「今回は4名初めて走る選手のうち、3名の1年生を使う予定です」。今季は1月の箱根5区を好走した「山の名探偵」こと、6区工藤慎作(3年)とトラックで好調の山口智規(4年)の2人を擁すなど「5強」の一角に上がっている。

しかし、3区以降は3区鈴木琉胤、佐々木哲、堀野正太の1年生トリオを配置。この理由には「あまり学年というのは考えていなくて」と指揮官。かつて、櫛部静二(城西大監督)、武井隆次と一緒に「早大3羽ガラス」と呼ばれ、93年箱根駅伝で総合優勝した自身の現役時代に教え子を重ね合わせ「トップでたすきをつないでアンカー工藤に渡せるような展開になれば非常に面白い」と期待した。