2年連続3度目の頂点を狙う前回覇者・国学院大の前田康弘監督(47)は「もちろん、目標は『連覇』で選手とともに頑張ってきた…

2年連続3度目の頂点を狙う前回覇者・国学院大の前田康弘監督(47)は「もちろん、目標は『連覇』で選手とともに頑張ってきた」と話した。

前回は絶対的エース・平林清澄(現ロジスティード)を擁し、全日本駅伝との2冠を達成した。

今季も2年連続1区の青木瑠郁(4年=健大高崎)、3区野中恒亨(3年=浜松工)、主将の6区上原琉翔(4年=北山)、補欠の辻原輝(3年=藤沢翔陵)の4人の経験者が残る。

キーマンに挙げたのは、出雲路初挑戦の5区高山豪起(4年=高川学園)だ。 前回は優勝メンバーに加われなかったことを触れ、指揮官は「正直、若い選手を使いたいと思ったが、今夏から非常に状態も良く、誰よりも練習してこの座を自分でつかみに来た」と最上級生の意地を評価する。

他大学へのけん制なのか。会見中、4区鼻野木悠翔(2年=北海道栄)の起用について、聞かれると「『当日変える』ってもう言っちゃいました」とまさかの当日変更も明言。会場から笑いも誘った。

3冠を目前にした今年の箱根駅伝は総合3位に終わった。「チャレンジャーの気持ちを持って、臨んでいきたい」と話すように、おごらず、さらなる高みを目指す。