<ルヴァン杯:広島2-1横浜FC>◇12日◇準決勝第2戦◇Eピース3大会ぶりの優勝を目指すサンフレッチェ広島がホームで横…

<ルヴァン杯:広島2-1横浜FC>◇12日◇準決勝第2戦◇Eピース

3大会ぶりの優勝を目指すサンフレッチェ広島がホームで横浜FCを2-1で下し、2戦合計4-1で決勝に進んだ。横浜FCはクラブ史上初の決勝進出はならなかった。決勝は11日1日に東京・国立競技場で行われる。

広島はいつものように攻めの姿勢を貫いた。過密日程の中でもスキッベ監督が率いるチームは「できるだけ敵陣でプレーしたい」と第1戦の2点のリードを守り抜くというような戦いではなく、序盤からパスをつないで主導権を握った。前半10分に先制。敵陣に攻め込んでPKを獲得すると、FWヴァレール・ジェルマンが右足で落ち着いて仕留めた。

だが、横浜FCも意地を見せる。新潟医療福祉大在学中の特別指定選手、DF細井響のロングスローでゴールを狙い、FWジョアン・パウロ、FWアダイウトンのブラジル人アタッカー2人とFW桜川ソロモンを軸に攻撃。前半17分にはMF山根永遠が右足でロングシュートをゴール左上隅へ豪快に突き刺した。

前半23分過ぎに広島にアクシデント。空中戦の競り合いの際に、横浜FCのMF新保海鈴の頭部がMF田中聡の顔面に入った。田中は一度は立ち上がってピッチに戻ったが、その後に脳振とうの疑いでプレー続行不可能となり、同32分にMFトルガイ・アルスランと交代した。

広島は後半14分にけが明けのFWジャーメイン良を投入。すると同30分、ドリブルでペナルティーエリア手前に進出したジャーメインが左足で復活のゴールを決め、2万6000人以上のサポーターで埋まったホームは歓喜に包まれた。