<東京女子プロレス:新宿大会「TJPW Autumn Victory in SHINJUKU vol.1」>12日◇東京…

<東京女子プロレス:新宿大会「TJPW Autumn Victory in SHINJUKU vol.1」>12日◇東京・新宿FACE

セミファイナル(第6試合)のタッグマッチで、インターナショナル・プリンセス王者の遠藤有栖(27)が風城ハルとタッグを組み、中島翔子&アリス・クロウリーと対戦した。

この試合は18日後楽園ホール大会で行われるインター王座戦の前哨戦。この日の第1試合の前には調印式も行われ、その席で王者の有栖に対し、同じ名前の挑戦者アリスが「初めて日本に来て、このちっちゃな女の子とやれっていうの? 冗談でしょ」と挑発的な発言も行っていた。

試合では怒りの有栖が渾身(こんしん)のエルボーやドロップキック、スーパーキックをアリスにぶち込み、キャメルクラッチで痛めつけた。だが最後は有栖の什の掟(変形ヘラクレスカッター)をアリスがさせず、中島が有栖をリング外へ排除してトペをお見舞い。ハルと1対1になったアリスが、ハルのクロスボディーをキャッチし、10分4秒、そのままスウィングサイドスラムでたたきつけて3カウントを奪った。

バックステージでもアリスは「私がここに来た理由は1つだけ。それはベルトを持って家に帰ること。有栖の印象? 彼女がキュートだというのは認めるよ。でも背が低いよね。私の名前は“ビッグ・アル”。だから自分のすべきことをして、あのリトルガールのベルトを持って帰りたいと思う」と文字通り上から目線で話した。

一方、怒りが収まらない様子の有栖は「負けたけど、私はアリスがどんな選手か様子見をしたかっただけです。ちっちゃい、ちっちゃい言ってるけど、ちっちゃくねぇし。存在がでけぇから。チャンピオンとして胸張っていきたいと思います」と強気にコメント。

続けて「(相手は)確かにでかいよ。でも、ちっちゃいはちっちゃいなりに…あっ、認めたわけじゃないです。ちっちゃくはないけど、あの人よりはちょっと低いかもしれないけど、それなりのテクニックとかで魅せていきたいと思います!」と危うく認めてしまいそうになりながらも、防衛を誓っていた。