<高校野球秋季大阪大会:金光大阪3-1太成学院大高>◇12日◇3位決定戦◇GOSANDO南港金光大阪が雨中の激戦を制して…

<高校野球秋季大阪大会:金光大阪3-1太成学院大高>◇12日◇3位決定戦◇GOSANDO南港

金光大阪が雨中の激戦を制して、最後の近畿切符を獲得した。

2回に先制を許したが、6回に反撃。堀田紺都音主将(2年)の左飛が失策を誘って追いつく。なおも続く好機で、坂本拓美捕手(1年)が追い込まれながらもセーフティースクイズを成功させて勝ち越した。

先発した1年生エースの岸一希投手(1年)も雨で2度中断しながらも粘った。坂本との1年生バッテリーで相手打線を1点に抑えた。

降雨中断で流れを呼んだ。0-1の3回裏終了後に70分間中断があった。その時間を利用して、横井一裕監督(50)がスタメン野手を中心に昼寝を指示した。約20分間眠りにつき、堀田も「初めて試合中に寝た。頭をすっきりできた」と効果を実感。6回の逆転劇につなげた。

横井監督も降雨中断に「ありがたい時間でした。寝ろと言ったら最初はきょとんとしていたけど、頭の中がすっきりできたんじゃないか」と笑顔で振り返った。

金光大阪は3位に入り、4年ぶりに秋の近畿大会出場権を得た。堀田は「自分たちは弱くて1人1人の力はないんですけど、全員が全力でやったことで勝利をつかめた」と自信を深めた。