<ナ・リーグ・地区シリーズ:ブルワーズ3-1カブス>◇第5戦◇11日(日本時間712日)◇アメリカンファミリーフィールド…

<ナ・リーグ・地区シリーズ:ブルワーズ3-1カブス>◇第5戦◇11日(日本時間712日)◇アメリカンファミリーフィールド

両軍2勝2敗のタイで迎えた地区シリーズ(5回戦制)第5戦は、カブスが競り負け、敗退した。

「4番右翼」でスタメン出場したカブス鈴木誠也外野手(31)が、今シリーズ2号、ポストシーズン3本目の本塁打を放つなど、4打数1安打1打点だった。

0-1と1点をリードされた2回、2番手で登板した快速右腕ミジオロウスキーと対戦した第1打席。カウント1ボールから101・4マイル(約163キロ)の速球を逆方向へライナーではじき返し、右中間ブルペンへ飛び込む同点ソロ本塁打を放った。

試合後の主な一問一答は以下の通り。

-今の心境

「まだ気持ちの整理がついてないんで、ちょっとなんとも言えないですけど。そうですね、いろんな経験をしたシーズンだったので、すごく勉強になりましたし、課題っていうものがたくさん出たシーズンではあったんで、来年、このオフからしっかりと取り組んで、またこの借りを返せるようにやっていけたらいいなと思います」

-本塁打を打って好調のまま終わった

「打っても勝たないと意味がない。もう1個、得点圏であそこで1本出てたらもうちょっと違ったと思うので。運がなかったかなというのもありますけど」

-今季、満足できる点があるとすれば

「ポストシーズンに出られたということが、僕の中ではすごく良かったんじゃないかなと思います。このシリーズに出るか出ないかでは、次のシーズンに入る気持ちもやっぱり全然違うので。初めての経験でしたけど、すごく楽しかったです。またここに、このプレーオフに戻ってきたい。よりワールドシーズンにも興味が出ました。レギュラーシーズンの成績もありますけど、そこよりは、僕はこのシリーズで野球がやれたっていうのがすごくいい経験だったと思うんで、そこが良かったんじゃないかなと思いますね」

-チームとして乗り越えたって感じはあるか。ポストシーズンにはなかなか出られなかった

「ポストシーズンを経験している選手が数多く入ってきた中で、こうやっていって、みんなでこういう悔しい思いを味わってやるというのは、みんな自身も多分普通にポストシーズン行かずに終わるのか、ここで終わるのかって全然違うと思う。また来年も楽しみです」

-調子を維持することに、今年苦しんだが、シーズン終盤、ポストシーズンでも打てたのは自信に

「シーズン中の波は絶対つきものではあるんで、それをより小さくするというのは毎年の課題。誰もがそうだと思うんですけど。今年はちょっと自分の中でも結構深刻なぐらいな感じで落ちてたんで。すごくいい勉強になりましたし、そこから立て直して、最後いい形で終われたっていうのも自信にもなりました。ポストシーズンでギアが何段階か上がる中で、いい投手がいる中で、しっかりこうやって打てたっていうのも自信にはなった。もちろんポストシーズンの戦い方もそうですし、自分の中ではいい経験ができた。すべて来年につながるように、しっかり明日からやっていけたらなと思います」

-来年、自分が引っ張って行く立場になってるという感覚はあるか

「ないです。そこは全くないですけど。若い選手だけじゃなくて、こう経験を積む選手もたくさんいるんで、そういった人たちと一緒に頑張れればいいなと思います。僕がとかっていうのはあんまりないですね」

-本塁打の手応えは

「手応えは特にないですけど、投手も代わり時でしたし、球が速い投手だったので、それで押して来るだろうなというのもあった。そこでああいう自信のある球を弾けたというのは良かったと思いますけど、負けちゃ意味ないんで」