<高校野球秋季東京大会:日大三9-3大森学園>◇12日◇1回戦◇スリーボンドベースボールパーク上柚木今夏、甲子園で2本塁…
<高校野球秋季東京大会:日大三9-3大森学園>◇12日◇1回戦◇スリーボンドベースボールパーク上柚木
今夏、甲子園で2本塁打を放ち準優勝に貢献した日大三の主砲、田中諒捕手(2年)が、秋の初戦で高校通算25本目となる本塁打を放った。
1点ビハインドで迎えた3回、先頭の田中はカウント1-3から内角の真っすぐを捉えると、打球は左翼芝生席へ飛び込んだ。「体重がうまく乗ってくれました。フェンス手前で落ちるかと思ったけど。いいスイングができました」と、雄たけびをあげながらホームイン。
4回に再び1点勝ち越され迎えたその裏、3点を加え逆転し、なおも1死三塁で「1点が大事な場面。外角の緩いボールにうまくバットを合わせられた」と中前適時打。チームバッティングで貴重な1点を追加した。
新チームでは主将で捕手としてベンチ入りも、この日は今夏と同じ一塁を守った。「1つ上の代とは違って、緊張感があって力の入り方が違う。1点ずつ1点ずつ、という気持ち。常に声は切らさないようにしています」と、声とバットで力強くチームを引っ張っている。
三木有造監督も「3年生がいた時よりも、引っ張ってくれている」と信頼感を口にした。「スイングのキレがでてきた。まだまだ飛ばせる。現状に納得せずに、どんどん振っていきたい」と田中。夏春連続出場へ力強く歩き出した。