11日に行われた全日本プロレス行田大会(埼玉・行田グリーンアリーナ)に、プロレスリング・ノアを退団したばかりの潮崎豪(4…
11日に行われた全日本プロレス行田大会(埼玉・行田グリーンアリーナ)に、プロレスリング・ノアを退団したばかりの潮崎豪(43)が電撃参戦した。第4試合のタッグマッチ30分一本勝負で、ユニットHAVOCを立ち上げた芦野祥太郎のパートナーXとして登場。宮原健斗&鈴木秀樹と戦った。
潮﨑は13~15年に全日本プロレスに所属。第51代3冠ヘビー級王者として歴史に名を刻み、2度の世界タッグ王座戴冠、第2回王道トーナメント優勝(14年)という輝かしい実績を残した。
宮原とは13年11月からユニット「Xceed(エクシード)」として共闘。15年5月には世界タッグ王座を獲得したが、潮﨑の全日本プロレス退団によって王座を返上し、ユニットも解散となった。
HAVOCのザイオンは3日の記者会見で芦野のパートナーXについて「宮原健斗が知らない選手で、鈴木秀樹は良く知ってる」と話していた。ザイオンが知らなかっただけの可能性はあるが、ふたを開けてみれば、このヒントはまったくのデタラメだった。
この日の試合では場外で大乱闘が繰り広げられた。宮原がヘッドバット、ビッグブーツ。鉄柵にたたきつけると、イスを振り下ろして潮崎に怨念をぶつけていく。宮原は制止に入ったレフェリーを突き飛ばすほどヒートアップ。イス攻撃での暴走が止まらず、レフェリーがゴングを要請。反則裁定によってHAVOCの勝利となった。
試合後のリングでは、宮原が「オイ! なんだお前、久しぶりだな潮崎豪。出たり入ったり、出たり入ったり。何がしたいんだ、オマエ、コラ! 何がしたいのか言ってみろ。出たり入ったり、出たり入ったりよ、オイ、コラ!」と挑発。
すると潮崎は「出たり入ったり、出たり入ったりか。お前のその熱い気持ちに応えて、3冠ベルト挑戦させろ! どうだ!」と宮原の3冠ヘビー級王座への挑戦を直訴した。
宮原は「オイ、お前言ったな、3冠ベルト。お前、いつの時代で頭が止まってるんだ。オレを誰だと思っているんだ。まぁいいよ。10・22でやってやろうじゃねぇか。ただよ、てめえのその何年前か分からない止まっている頭脳をオレがけちょんけちょんにいじめてやるよ。いいな。もう時代は動いてるんだ。そして最後に言っておこう。お前つぶすぞオラ」と話し、防衛戦で潮崎を迎え撃つ可能性が高まった。