サッカー日本代表は11日、パラグアイ戦から一夜明けた千葉市内で調整。左足首の状態が心配されるMF久保建英(24)=レア…
サッカー日本代表は11日、パラグアイ戦から一夜明けた千葉市内で調整。左足首の状態が心配されるMF久保建英(24)=レアル・ソシエダード=ら、リカバリー組を除く14人がピッチで練習を行った。久保はブラジル戦(14日、味の素スタジアム)出場に向けて「プラン通りに来ている」と順調ぶりをアピール。かつてのホームで行われるビッグゲームに思いをはせた。
久保が今活動で初めてスパイクを履いた姿を見せた。悪天候にもかかわらず、3連休初日に集まったサポーターから「久保さん、頑張って~」とエールが飛ぶ中、全体練習に合流。ランニング、パス練習などのメニューを消化した後、個別練習に切り替える。松本良一フィジカルコーチとともに、ドリブルからシュート練習を行うなど軽快な動きを見せた。
無理はせず、早めに練習を切り上げた久保。「やれることはできている。久しぶりに合流できて良かった」と淡々と振り返った。ブラジル戦に間に合うのか注目されるが「そこを目指してやっている。あとは明日、あさってどうなるかじゃないですか」と声色は変わらなかった。
ブラジルは10日に韓国を5-0で撃破し、王国の強さを見せつけた。試合映像を一部確認したという久保は「いろんなゴールがあって面白かった。安易なミスはなくしていかないといけない」と分析。続けて「韓国代表の選手には気の毒だけど、僕たちはホームで負けるわけにはいかないので気を引き締めていきたい」と語った。
その“ホーム”はかつて久保が所属していたFC東京の本拠地。凱旋試合に「感慨深いものは当然あると思う」と想像を膨らませる。「FC東京のサポーターも普段より多く見に来てくれると思う。そこも力に変えて頑張れれば」。特別なスタジアムでの決戦に間に合わせて、躍動する。