<プロレスリング・ノア:両国大会「WRESTLE ODYSSEY」>11日◇東京・両国国技館メインイベント(第9試合)で…

<プロレスリング・ノア:両国大会「WRESTLE ODYSSEY」>11日◇東京・両国国技館

メインイベント(第9試合)でGHCヘビー級王座戦が行われ、王者KENTA(44)が23分34秒、go 2 sleep(相手を担ぎ上げてから、自身の正面に落下させ、膝蹴りをたたき込む技)で挑戦者マサ北宮(36)から3カウントを奪取。2度目の防衛に成功した。

途中、極悪軍団チーム2000Xの介入でKENTAがピンチに陥ると、米WWE・NXTで武者修行していたはずの稲村愛輝がどこからともなくリングイン。タダスケとヨシ・タツをラリアットで排除して、試合を正常化させた。

難を逃れたKENTAは、北宮のパイルドライバーやダイビング・セントーンを浴びるが、最後はフラフラになりながらgo 2 sleepを2発見舞って激闘に終止符を打った。

試合後のリングに稲村が登場。「コングラチュレーション! GHCヘビーウェイトチャンピオン、ミスターKENTA! ワッツ・アップ! プロレスリング・ノアのファンの皆さま! ヨシキ・イナムラがアメリカからこのプロレスリング・ノアのリングにカムバックしました。ミスターKENTA! ユーの持つ、そのGHCヘビーウェイト、そのベルトにぜひチャレンジさせてください」と、英語混じりの日本語で挑戦を直訴した。

するとKENTAは「一応、ここにいるお客さん、全員を代表して言わせてもらうわ。どうした急に? どうした? どうした? お前1年行っただけで、絵に描いたようにアメリカかぶれてんじゃねえかよ!」とファンも大爆笑のつっこみ。

それでも稲村は気後れせずに「ミスターKENTA、分かってます。僕が得たアメリカでのエクスペリエンス、それを十分に生かして、あなたのそのベルトにチャレンジさせてください。僕はダーティーなファイトは嫌いです。ぜひ僕とフェア&スクエア、正々堂々勝負しましょう」と直訴。KENTAも「I accept your challenge(お前の挑戦を受けるよ)」と承諾した。稲村は「I am ready(準備はできている)」と言った後、KENTAを持ち上げ、そしてハグしてリングから去っていった。