バルセロナが、来季に向けてレバンテのカメルーン代表FWエッタ・エヨン(21)を獲得候補に挙げていると、スペイン紙ムンド・…

バルセロナが、来季に向けてレバンテのカメルーン代表FWエッタ・エヨン(21)を獲得候補に挙げていると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が11日に報じた。

バルセロナは、ポーランド代表の37歳FWロベルト・レバンドフスキが、来年6月30日で満了する契約を延長しなかった場合に備えて、信頼度の高い新たなストライカーを探している。その中で、今季開幕から驚異的な活躍を見せているエッタ・エヨンに興味を示しているという。

エッタ・エヨンに関してバルセロナは、以前より評価を高めており、既に今夏の移籍市場で獲得を検討した。しかし、サラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)の問題で動けなかった、と同紙は伝えている。

エッタ・エヨンは、今夏の移籍市場最終日となった9月1日に、ビリャレアルから4季ぶりに1部復帰を果たしたレバンテに移籍金300万ユーロ(約5億2500万円)、29年までの4年契約で加入した。契約解除金は3000万ユーロ(約52億5000万円)に設定されている。

今季はここまでスペインリーグ全8試合に先発し、5得点3アシストという好成績を残している。その内訳は、ビリャレアル3試合1得点2アシスト、レバンテ5試合4得点1アシストだ。

リーグ戦の得点ランキングで3位、アシストランキングで4位につけており、得点とアシストの合計数(8)でエッタ・エヨンを上回る選手は、レアル・マドリードのビニシウス(5得点4アシスト)だけ。このパフォーマンスが評価されて、今月の国際マッチ期間にカメルーン代表に初招集された。8日のワールドカップ(W杯)北中米大会アフリカ予選モーリシャス戦でデビューを飾っていた。(高橋智行通信員)