<パ・CSファーストステージ:日本ハム2-0オリックス>◇第1戦◇11日◇エスコンフィールド日本ハムの万波中正外野手(2…
<パ・CSファーストステージ:日本ハム2-0オリックス>◇第1戦◇11日◇エスコンフィールド
日本ハムの万波中正外野手(25)が、復帰戦で持ち前の勝負強さを見せた。腰痛から回復して「7番右翼」で先発出場。2回に先制のタイムリーヒットを放った。
2回の先頭で、「5番三塁」に入った郡司裕也捕手(27)が157キロの直球を捉え、右翼フェンス直撃の二塁打でチャンスをつくる。続く6番・田宮裕涼捕手(25)が送りバントを決めて1死三塁とチャンス拡大。ここで打席に入った万波は「数少ないチャンスになるなと思ってましたし郡司さんが長打打ってくれて、三塁っていうところでなんとか前に飛ばして、なんかことがおきてくれたら点入るんじゃないかなと思って打席に入りました」と振り返った。
137キロのフォークを泳ぎながらもうまく捉え、三遊間を抜ける左前適時打。難敵・オリックスの山下舜平大投手(23)から貴重な先制点を奪い、これが決勝点となった。「こういう素晴らしいピッチャーから1戦目取れたっていうのは、チームとしてすごい大きいと思うんで、ほんとにうれしく思います」と喜びを語った。
万波は昨年のCSファーストステージで土壇場に同点弾を放つなどファーストステージ突破の立役者となり、「CS男」と呼ばれた実績の持ち主。「こういう大きい試合で活躍したいっていうのはありますし。負けれないっていうところで、いつもより気合入る中で、それがほんとにいい風に結果になってるかなと思います」と、特別な舞台での強さを見せた。