2勝2敗で迎えたナ・リーグ地区シリーズ「カブス-ブルワーズ」は11日(日本時間12日午前9時8分)、ブ軍の本拠地アメリカ…

2勝2敗で迎えたナ・リーグ地区シリーズ「カブス-ブルワーズ」は11日(日本時間12日午前9時8分)、ブ軍の本拠地アメリカンファミリーフィールドで第5戦が行われる。過去4戦は互いに本拠地で連勝する「内弁慶シリーズ」となったが、最終決戦は地の利のブ軍か、勢いのカ軍か。勝者が13日(同14日)からのリーグ優勝決定シリーズでドジャースと激突する。

決戦前日の10日(同11日)、カブスは全体練習を行わず、カウンセル監督がオンライン会見に応じた。同監督は先発投手を明言しなかった一方、「全員が登板可能」と総力戦で臨む意向を明かした。第2戦で登板した今永昇太投手(32)も中4日で控えており、1日のワイルドカードシリーズ第2戦のように「オープナー」後に登板する可能性は高い。同監督は「いかに27個のアウトを取るか」と話しており、細かい継投が見られそうだ。

打線が上向きなのも、カ軍にとっては好材料。過去4戦はすべて初回に本塁打(ブッシュ2本、鈴木、ハップ)が出ており、先手を取れば敵地でも主導権を握る展開に持ち込める。同監督は「相手がどんなユニホームであっても関係ない。いかに生き残って次へ勝ち進むか。(ド軍の本拠地の)LAへ行く荷物は準備してきた」と、淡々とした口調ながら、決戦への意気込みを語った。(ミルウォーキー=四竈衛)