◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(11日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)◇…

予選落ちに終わった渋野日向子。言葉に悔しさをにじませた

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(11日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)◇雨(観衆3653人)

決勝ラウンド進出にはバーディ必須の最終18番(パー5)。グリーン右手前のバンカーからの3打目は、ピンを6mほどオーバーして望みが絶たれた。28位から出た渋野日向子は1バーディ、4ボギーの「75」とスコア落とし、カットラインに2打届かない通算イーブンパー61位。18番もボギーでの締めくくりとなり、まばらな拍手にキャップのつばに力なく指を添えた。

ショットが安定した初日はノーボギーで完走したが、この日は序盤の2番でボギーが先行した。フェアウェイからの2打目でフィニッシュを崩し、低く出たボールはグリーン手前のラフへ。3打目のアプローチはしっかり寄せたが、1mを外して今週初のボギーを喫した。

2日間を通してグリーン上で苦戦

以降は3m前後のチャンスを生かせないホールが続き、7番では2.5mの上りのラインを決め切れない。伸ばしたい8番(パー5)も1打目を左の林に打ち込み、約60ydの4打目をピンに絡めて観衆を沸かせたもののパーどまり。後半はカットラインを上下する展開が続き、最終ホールで力尽きた。

気持ちを切り替えて国内連戦に臨む

「ショットがまあまあだったなかで、短いパットを3回も外してしまったので結構ショックでした」と、見せ場を作れなかったプレーに悔しさをにじませる。渋野は次週「富士通レディース」(千葉・東急セブンハンドレッドC)、翌週の「マスターズGCレディース」(兵庫・マスターズGC)に推薦枠でエントリー。「修正点は結構多いけど、ショットに関しては前向きに捉えたい」とする一方、「ボロボロ」というパットを喫緊の修正ポイントに挙げた。

主戦場とする米ツアーでは、来季シード争いが決着する「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(フロリダ州ペリカンGC)を1カ月後に控える。最後の正念場となる一戦へ、日本で復調のきっかけをつかみたい。(静岡県裾野市/塚田達也)